『筋肉痛』…これは誰もが経験したことのある痛みだと思います。
久しぶりに運動をすると必ずと言っていいほど筋肉痛になってしまいます。酷いときには歩く度に痛んだり、ちょっと屈んだだけで痛んだりと、人によっては私生活に影響が出るほどの痛みを感じることもあります。
パーソナルトレーニングを始めたという方にもこの筋肉痛は起こりやすいです。
今回は筋肉痛の時のトレーニングについて、そして少しでも早く痛みを和らげる方法についてご紹介していきます。
筋肉痛って一体何?
私たちの身近にある筋肉痛ですが、実はそのはっきりとしたメカニズムについては解明されていません。
このメカニズムについては諸説ありますが、現在最も有力といわれている説が「ミクロ単位で傷ついている筋繊維を修復する時に起こる痛み」という説です。
筋繊維とは簡単にいうと筋肉を構成する繊維状の細胞で、トレーニングによりこれらが細かく傷ついた時、細胞を分解して新しく作り出す炎症反応と痛みが筋肉痛だという考えとなります。
他の説でも共通して挙げられているのが「筋肉痛=少なからず筋肉が傷ついている」という考えだそうです。
筋肉痛の時はトレーニングするべき?
上記のように筋肉痛になる原因がはっきりしていないので、筋肉痛になった時にトレーニングするかどうかは本人とトレーナー次第となります。
ただし、筋肉痛=筋肉がダメージを受けている状態という考えを持つトレーナーが多いため、基本的には無理してトレーニングすることはないでしょう。
身体の一部分のみの筋肉痛なら、筋肉痛になっている場所以外のトレーニングをするという場合もあります。
痛いのを無理してトレーニングし、回復が遅れてしまっては元も子もありませんし、出来るだけ痛みを避ける為に変なフォームになってしまうリスクもあります。
そう考えると、やはり筋肉痛を感じる時は素直に休んでいた方が身体のためになるでしょう。
筋肉痛を和らげたい、早く治す方法は?
筋肉痛が酷くてしんどい…そんな時は何をやるにもやる気が出なくなってしまいます。
そこで、筋肉痛を和らげる方法と出来るだけ早く治すための方法をご紹介します。痛みに悩んでいる方はぜひ試してみてください。
・氷水で冷やす
氷と水を氷まくらに入れて筋肉痛の酷い部分を冷やす方法です。
感覚が無くなるまで15分程度冷やし、その後冷やすのを止めてまた15分程放置します。このサイクルを繰り返してみてください。
※保冷剤は冷やし過ぎてしまい悪影響なので使わないようにしてください。
・バランスよく栄養を摂る
タンパク質はもちろん、糖質、各種ビタミン、カルシウム等、全ての栄養素をバランスよく摂取して、身体に栄養を与えましょう。
・お風呂あがりにマッサージ
お風呂上がりで身体がポカポカしている間に、軽いマッサージをして硬くなっている筋肉を優しく揉み解してみてください。
血流が良くなることでより栄養が体全体に届き、筋肉の回復をサポートできます。
・睡眠をしっかりとる
筋肉の回復は睡眠時に成長ホルモンが分泌されることで行なわれます。
しっかりと睡眠をとって安静にするだけでも、筋肉の回復がスムーズに行なわれます。