お酒好きな方がパーソナルトレーニングを始める時に気になるのが、トレーニング期間中は飲酒できるのかかどうかでしょう。
今回はその疑問についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
控えるように勧められることがほとんど
お酒が大好きで止められないという方もいれば、完全禁酒したいと思っていても仕事上の付き合いで飲まなければならないこともあるでしょう。
実際にトレーナーに飲酒について相談すると、「控えるようにしてください」と指導される場合がほとんどになります。
もちろん中には完全禁酒としているジムもありますが、これはかなり少数です。
飲酒を控えるように勧められる理由としては大きく3点に分かれます。
アルコールにより筋肉が分解されてしまう
アルコールを摂取し過ぎてしまうと、「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが多く分泌されます。
このコンチゾールは筋肉(タンパク質)を分解してしまい、代わりに糖を発生させてしまうのです。
特にトレーニング後に飲酒してしまうとタンパク質の合成や筋肉の回復を遅らせたりしてしまうため、結果的にせっかく頑張ったトレーニングがほとんど意味を成さなくなってしまうこともあります。
おつまみを食べてしまうリスク
アルコール自体の影響だけでなく、飲酒しているとつい食べたくなる「おつまみ」もかなり危険です。
おつまみとして選ばれる食べ物には糖質・脂質が多く含まれていることが多くあります。
もしおつまみを食べるにしても、こうした糖質・脂質が多いものは避けるようにすることが重要です。
脱水症状を起こすリスク
アルコールには利尿作用があります。
トレーニング後の発汗により水分量が不足している状態でアルコールを摂取してしまうと更に水分量が減ってしまい、脱水症状を引き起こしてしまうのです。
脱水症状は身体の様々な機能に悪い影響を及ぼします。
普段脱水症状に気をつけていても、アルコールが入っていると水分量バランスがいつもと違うので、より注意をする必要が出てきます。
飲酒についてトレーナーと相談しよう
以上のことからトレーニング期間中の飲酒は基本的に控えることになります。
飲酒する方は最初のカウンセリング時にちゃんとトレーナーに伝えましょう。
食事管理のあるパーソナルトレーニングジムなら初回カウンセリングで飲酒について聞かれると思うので、正確に答えるようにしてください。
トレーナーにきちんと話せば、多くのトレーナーはある程度お酒を飲んでも効果が出るようなプランニングをしてくださいます。
飲んだら必ずトレーナーに報告!
ある程度の飲酒を認めているジムでは、飲酒の際にもきちんとトレーナーに報告するように伝えられます。
しかし、中には飲酒を隠そうとする方や嘘の報告をする方もいるのが現実です。
このような行為をしてしまうと、トレーナーがあなたの為に考えたトレーニングプランが崩れてしまいますし、トレーニングを頑張っても効果がでなくなってしまいます。
パーソナルトレーニングはトレーナーとの信頼関係も大切なので、嘘や隠し事無くトレーニングに臨む姿勢も重要なのです。
トレーニング当日は我慢しよう
お酒を飲む場合は、トレーニング当日は我慢するようにしましょう。
トレーニング当日に飲酒してしまうと脱水症状等のリスクも上がりますし、アルコールにより筋肉の成長や回復が遅れてしまうので、トレーニングの効果が現れにくくなってしまいます。
付き合い等でどうしても飲酒の予定が外せない場合、早めの時間に飲むようにしたり、飲酒前に食事をしてアルコールの吸収を抑える等の工夫をしてください。
また、糖質を含まない焼酎や泡盛、ウイスキーなどを選んで飲むようにしましょう。
一番良いのは飲まないことなので、身体の事を考えて「トレーニング日は同時に休肝日!」と考えると少しやりやすくなりますよ。