パーソナルトレーニング人口は成人した大人が圧倒的に多いですが、下は幼児から上は高校生までの子どもにもオススメできると言われています。
子どものうちにパーソナルトレーニングを受けておく事は、様々なメリットもありますので、今回はそのメリットをご紹介していきます。
近年問題になっている子どもの運動能力低下
近年、外で身体を動かして遊ぶ子どもが減ってきていることや、子どもが外で身体を動かす場が減ってきている事から、子どもの平均的な運動能力低下が問題になっています。
例えば、片足だけで立てない、スキップが出来ない、和式トイレを使えない、雑巾がけができない、しゃがめない…など、こうした事が出来ない子どもが増えてきています。つまり、人間が本来備えている筋力や機能が衰えていることになります。
子どもは「出来ない」から自分は運動が苦手・出来ないと思い込んでしまいますし、さらに親も同じように「自分も運動苦手だし、この子が運動苦手なのも遺伝だろう」と思い込んでしまうため、特に意識せずにそのままになってしまいます。
こうした運動能力の低下を防ぐのにおすすめなのがパーソナルトレーニングなのです。
子どもがパーソナルトレーニングを受けるメリット
子どもがパーソナルトレーニングを受けると、大人では中々得られないメリットがいくつかあります!
運動能力向上
運動能力に繋がる運動神経は、およそ10歳くらいまでに発達するとされています。
その間にパーソナルトレーニングで運動を行なうと、運動神経が向上するので、運動が得意な子に成長します。
その結果、スポーツ・競技の成績を効率的に伸ばしていけるのはもちろん、体育の成績を上げたり、部活で活躍したいというように、運動能力を最大限に発揮できるようになるのです。
また、運動能力が上がる事で、自然と怪我をしにくい身体作りが出来るのも大きなメリットでしょう。
「既にスポーツを習わせているから大丈夫」と思われるかもしれませんが、サッカーや野球などの人気スポーツで鍛えられる運動能力はどうしても限られてしまいます。
パーソナルトレーニングなら全ての運動能力をしっかりと学べるので、既に習っているスポーツの成績が上がるのに加え、今後別のスポーツをやるとなった時にも根幹部分が出来ているのでスムーズに始められます。
姿勢・変なクセ改善
姿勢に変なクセが出来てしまっているのを放置してしまうと、大人になってもそのクセが抜けず、集中力が欠如したり、首や身体にも様々な影響が出始めてしまいます。
子どものパーソナルトレーニングでは、身体の柔軟性や体幹、バランス感覚を鍛える事が目的にされていることが多いです。
体幹が鍛えられると姿勢の改善にも繋がりますので、意識しなくても正しい姿勢に導く事が出来ます。
精神的にもいいことが
パーソナルトレーニングを受けると今まで出来なかった事ができるようになったり、自分が得意な事を見つけられる事で、自信を持てるようになります。
最初は少しの自信でも、その自信が「また運動したい」という意欲に繋がりますから、運動をしたり努力する事が楽しいという気持ちが育まれるのです。
子どものパーソナルトレーニングの特徴
大人向けのパーソナルトレーニングジムが多い事から「パーソナルトレーニングはキツい運動」「子どもにキツい運動をさせるのは逆に体に悪そう」と思っている方も多いです。
子ども向けのパーソナルトレーニングは、大人以上にその子の年齢や体格、体質などによってメニューが決められるので、無理をし過ぎてしまうという心配もありません。
例えば幼児はかけっこなどをメインに、身体を動かす事自体が楽しい事という意識を持ってもらうことを目的としていることが多いです。
小学生になると苦手な子が増える鉄棒や縄跳び、跳び箱などをメインに、道具や軽いトレーニング器具を使った運動が増えてきます。
そして中学生以上になると「こういうスポーツをやっていきたい」という目標がはっきりと定まってくるので、それぞれの分野で活躍できるように、より専門的なトレーニングが入ってきます。