早く理想のカラダに近づきたいという気持ちから、パーソナルジム以外の場所でも個人的にトレーニングを行なっている方も多いと思います。
しかし、トレーニングをやり過ぎてしまうと、今度は身体に悪影響が出てしまうのです。
今回はプロのスポーツ選手も注意している、「オーバートレーニング症候群」についてご紹介いたします。
目次
トレーニングのやり過ぎで起こる「オーバートレーニング症候群」
トレーニングのやりすぎで身体に起こる悪影響のことは、「オーバートレーニング症候群」と言われます。
トレーニングを始めてから、身体に下記のような症状が出てきた、経験したということがある方は、トレーニングをやりすぎてしまっている可能性があります。
オーバードライブ症候群とは
オーバードライブ症候群についてもう少し詳しく説明すると、過剰なトレーニングを繰り返すことで身体の疲労回復が追いつかず、慢性的に疲労状態に陥ってしまった状態であることを指しています。
症状が進行すると身体的症状の他にうつ病に似た精神的症状も多く現れ、心身共に日常生活に大きな影響を及ぼします。
免疫力の低下
風邪が治りにくくなったり引きやすくなる、インフルエンザのような症状が長期に渡る、貧血になりやすくなるなど、免疫力の低下もオーバートレーニング症候群の症状の一つです。
免疫力が低下してきてしまうと、オーバートレーニング症候群の中でもある程度進行した状態と言えます。
精神的症状
睡眠障害や集中力の低下、情緒不安定な状態に陥ったりするのも、オーバートレーニング症候群に良く見られる症状です。
肉体的な症状に関しては時間をかければ回復しますが、精神的症状は回復しないこともあります。
これは、オーバートレーニングによって精神的症状が起きる原因が未だに解明されていない為です。
オーバートレーニング症候群の予防
オーバートレーニング症候群は、トレーニングのやり方を考えれば予防ができます。
先にも述べた通り、オーバートレーニング症候群には解明されていないことも多いので、自分で意識的に予防しながらトレーニングを行なうようにしましょう。
では、予防するにはどうすれば良いのかをご紹介いたします。
トレーニングの頻度を考える
トレーニングは筋肉を疲労させて成長させていきます。1度のトレーニングの疲労から筋肉が完全に回復する為には、大体2日程度必要です。
1度トレーニングを行なった次の日に再びトレーニングを行なってしまうと、回復しきっていない筋肉をさらに疲れさせてしまうので、オーバートレーニングとなります。
トレーニングの頻度としては、最低でも3日程度空けるのが望ましいでしょう。
トレーニングのセット数
トレーニングのセット数が多いのも、オーバートレーニングになりがちです。
トレーニングは多くやればやるほどいいというものでもなく、4セット以内に抑えて1セットをしっかり行なうのが効率的と言われています。
しっかり休憩をとる
セット間の休憩はしっかり取り、筋肉を休ませましょう。
筋肉の種類にもよりますが、最低でも4分は休憩を取ってから次のセットに臨むようにすると、トレーニングの効果も高まります。
まとめ
オーバートレーニング症候群はトレーニングに慣れておらず、筋肉の疲労回復にも時間がかかる初心者がなりやすいとも思われがちですが、長年トレーニングに励んできたプロのスポーツ選手も問題視している病気です。
症状が多岐にわたるため診断が難しい病気ですから、少しでも不調を感じたら症状が進行する前に専門医に診てもらうようにしてください。